マンションのリフォームで一室を「茶室」にしたいとお電話を頂戴して、今回のお茶室が完成しました。設計の早い段階から施工業者様も交えご相談頂き、お仕事もスムーズに進みました。リフォーム施工はアートアンドクラフト様。当店は「腰張り、坊主襖(ふすま)、からかみ襖(ふすま)」の施工をさせて頂きました。
お茶室の「腰張り」は表具師の仕事。土壁の上から刷毛で叩き込みながら和紙を張ってゆきます。客人側には紺色の和紙「湊紙」、主人側は白い和紙「西ノ内紙」を張るのが通常のかたち。今回、火灯口には坊主襖(ふすま)。床の間に設置された間接照明を受け、雲母摺りされたからかみの柄がふんわりと浮かび上がります。マンションとは思えない出来映えのお茶室ですね〜!お客様にもお喜び頂けたようで何よりでした!
いろいろとありがとうございました。また機会がございましたら、今後ともよろしくお願いいたします。<(_ _)>
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■坊主襖(ふすま) | ■からかみ・利休中桐 | |||
骨:四分子骨 | 骨:戸ふすま | |||
紙:特漉参号紙 | 紙:特漉参号紙 | |||
下張り:上下張り(楮和紙) | 柄:からかみ「利休中桐」 | |||
染め色:雲母 | ||||
引手:赤銅細縁玉子 | ||||
下張り:上下張り(楮和紙) | ||||